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Life is a journey

ブッダ展

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↑ 「摩耶婦人像」今まさに、シッダルタが母・摩耶の脇の下からうまれるところ

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↑ 「仏涅槃像」シッダルタがブッダとなり、ついに80歳に到達し涅槃となる



先日、上野にある東京国立博物館で開催中の「ブッダ展」に出かけてきました。

展示内容は、漫画家の手塚治虫さんが描いた「ブッダ」の原画とともに、日本やガンダーラ(今のパキスタンのあたり)の仏像が織りなす「ブッダ=釈迦の生涯」をつづった特別展でした。

ブッダとは、真理に目覚めた人のことを意味し、そのひとりが仏教を始めたお釈迦さまで、本名はゴータマ・シッダルタといいます。

このシッダルタは、2500年前のむかし、シャカ族の王子として、母・摩耶(マーヤ)の右脇の下から誕生しました。
うまれてすぐに立ち上がり、7歩あるき右手で天を、左手で地をさし、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と言ったそうです。

・・なんだか、もうこの時点で普通のあかちゃんとは違いますよね(^_^)

シッダルタは、ひとは「苦しみながら、なぜ生きるのか」「どう生きればいいのか」という、生老病死について考え続け、ある時、身分も家族もすべてを捨てて出家を決意します。

6年間の苦しい修行を経た後に、ついに悟りを開き「成道(じょうどう)」へとたどり着くのです。

そして、右手を枕にして横になる「涅槃(ねはん)」となるまで、各地を回りながらたくさんの人に様々なことを教え、人びとを苦しみから救い、尊敬され続けたと伝えられています。


展示室は思っていたよりも小さいスペースで、作品や仏像も見やすく簡潔に展示されていました。
ゆっくり見て回っていましたが、気づいたら出口の前まで進んでいて、あっという間でした。

最後に展示されていた、鎌倉13世紀の作品で重要文化財でもある「仏涅槃像」がとても大きくて印象的でした。

この仏伝は、すべての生きものは、不安や苦しみを抱えながら生きて、やがて死んでゆく。そして生まれかわり、ずっとそれを繰り返してゆくという「輪廻」をあらわしたものです。

このスパイラルをぬけだし、すべてから解放されたひとが、ブッダ!

しかし生きている間に悟りを開き、そこに到達するには大変なことですね。

なにかを犠牲にしたり、我慢することも時には必要ですが、
苦しみ、悩み、迷い、楽しみ、満たされ、泣いたり、笑ったり、、、

それが人生なのだと私は思います・・
皆さんはどうでしょうか。
by gracery | 2011-06-25 05:15

メディカルアロマセラピストとして活動する中でアロマに関すること、大好きな旅で出会った出来事の記録です。

by Sunny
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